2019.12.27
バケツで稲作プロジェクト~最終回~
10月中旬、半年かけて取り組んできた“バケツで稲作プロジェクト”
初挑戦ながらも、無事にお米が収穫できるまでにいたりました。
水の管理や、成長する姿を毎日観察しながらいろいろなことを
感じ、学びにつなげてきました。
メイドイン むつみライス もちろん無農薬!
どれだけの収穫になるのか?いよいよ稲刈りです。
刈った稲は、幼稚園のテラスで天日干し。
とにかく、このプロジェクトは昔ながらの方法で
全て人力で挑戦しています。
もちろん、この後の脱穀・もみすり
お米になるまでの過程を、自分たちで行っていくことを目指しています。
脱穀
ちゃんとそろえてね!
いい?いくよ!
ゆっくり引っ張って!
牛乳パック、割りばし。
生活の中にある身近なものを使って
丁寧にお米を脱穀していきます。
ちょっとちから加減を間違えるとうまくできません。
こうしてもみ殻の状態での収穫量は・・・約2.1㎏
食べるまでには、もうひと踏ん張り!
軟式の野球ボール・すり鉢やざるで、もみすりをしていくのですが・・・。
これがなんともじれったい。
玄米の状態になるまで、優しく丁寧にこすらないと
お米が跳ねて飛び出す、飛び出す!
子どもたちも、自分たちで作った大切なお米です。
飛んで行ったお米を探し、一粒も無駄にするもんか!の精神で
頑張って続けました。
たった2.1㎏のお米のもみすりに、こんなに時間と労力がかかるのか・・・
最後は教員総出で手伝い、何とか玄米にすることができました。
さて、この玄米をどうやって食べようか?
このままで炊飯し、すみれのみんなで食べる?
ちょっと、少なくない?
だれか、食べられない子がでるかも?
う~ん・・・。
“給食のご飯にまぜて、みんなで食べる‼”
こうして、11月28日給食メニュー
~玄米入りご飯~
全園児でおいしくいただくことができました。
稲刈りから、さらに一か月以上が過ぎた日のことでした。
バケツで稲作プロジェクトは、無事に終えることができました。
当たり前のように食べているお米を、自分たちで作ることの大変さを知りました。
食べることの意識が変わりました。
お米だけでなく、日常生活のいろいろなことに対して、そういったことはありふれています。
作る大変さを知れば、そのことへの意識が変わり感謝をするようになります。
この体験で学んだことが、色々なことに生かされていくことを願い
稲作プロジェクト 最終回です。
2019.12.03
バケツで稲作プロジェクト~part2~
良い種もみの選別、芽出しと同時進行して土つくりも行いました。
数種類の物を手で丁寧に混ぜ合わせ、稲が根を張り大きく育つよう願いを込めて・・・
手で混ぜ合わせたら、いよいよバケツへ入れていきます。
しかし、この時点でも“田んぼの稲作”とのイメージは中々結びつけることは
難しいみたいです。
そして水を入れて、再度手でコネて混ぜ合わせます。
いわゆる田んぼで行っている、しろかきです。
この表情は、ちょっと違う遊びになっていますね。
それもそれでOK!
子どもの素直な感性。それでよし!
様々な工程を重ね、ようやく田植えができました。
令和元年
長年思い描いてきた“バケツで稲作”ようやく願いが形になりました。
はたして、コメはできるのか?
失敗して当然!という位の気持ちで、長い数か月の始まりです。
夏、あんなにか細く、少なかった稲も
株わかれし、大きく太い稲になりまっすぐに育っています。
暑い夏、水が原因で苗が腐ってしまわないように注意を払いました。
バケツに工夫し水の循環ができるようにし、当番や職員で稲の管理をしました。
ここまでは順調?お米が無事に実りますように。
次号
稲作プロジェクト最終回!
はたしてどのような結果になったのか?
さらっと・・・報告します。
2019.10.29
バケツで稲作プロジェクト~part1~
田んぼがやりたい。稲作やりたい。(園長談)
でも田んぼが無いしな。遠くの田んぼ借りても、一貫性がないしな。
ただ稲植えて、気が付いたら・・・
はいできました!ってなってしまうしな。
そんな、もやもやから構想2年。
ついに令和元年。
バケツで稲作プロジェクトにチャレンジ。
年長組が7か月かけて育ててきた稲作もあとわずかで終わりを迎えようとしています。
大切に稲を育ててきた子どもたちの取り組みをすこし紹介していきます。
稲作の原点。種もみです。良い苗を発芽させるには、良い種もみの選別から。
先生と子どもたちで、いろいろ考えて実験中。
試行錯誤、考察の繰り返し。良い種もみって何だあ~‼?
良い種もみを選別し、発芽に成功。
見るからに、か細くて頼りない感じ。
もやしの赤ちゃん?とてもお米ができるとは思えません。
種もみから発芽まで。
先ずは最初のスタートラインに立てました。
これから田植えに至るまでには、色々な用意が必要となります。
毎日おいしいごはんを食べてはいますが、
自分たちで作ろうと思うと、こんなに大変なことになろうとは・・・。
稲作はまだまだ続きます。
次の過程は土つくりです。
part2をお楽しみに。